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医薬分業研究室


 当研究室では、医薬分業について考えていきます。
 医薬分業が進んでいると言われておりますが、私には本当の意味での医薬分業が広く国民に理解され、定着してきているとは到底思えないのです。
 制度としての医薬分業は確かに進んできています。しかし、私は医薬分業は一つの文化であると考えています。つまり、分業という制度の持つ本当の意味が、広く国民に理解され、受け入れられ、そしてそれを望まれるようにならないと、一つの文化としてこの社会に根付いたとは言えないと思うのです。
 それは言い換えると、医師と薬剤師の役割分担を国民が納得していることであり、薬剤師の医療の中で果たすべき役割が、国民に浸透し、誰でもが共通した理解で持って、それを「あたりまえのこと」と認識されているということだと思います。
 そして、あくまでその視点の中心は患者さんでなければなりません。医師がどう思うか、薬剤師自身がどう考えているかではなく、「患者さんがどう捉え、どう考えているか。そして何を薬剤師に望んでいるか。」をみて評価されねばなりません。
 そんな本当の意味での「医薬分業」を実現するためにどうすべきなのか、考えていってみたいと思います。


医薬分業における薬局の果たすべき役割
〜薬局スタッフの心構えを中心に〜


このコンテンツは最近の講演の演題を元にしてまとめたものです。
 医薬分業を文化として定着させて行くために、薬局のスタッフの立場でやるべきこと、心すべきことをまとめてみました。
 これだけ見ただけでは、非常に部分的にしか捉えられないのは事実ですが、それでも自分たちの日常業務を見直す出発点になるのではないかとの思いで公開します。ぜひご覧になってください。

医療と薬

 この文章は患者さん向けに書いたものです。
 患者さんに医薬分業を理解してもらうためには、その意味合いを事あるごとに充分に説明して理解していただくことが必要です。
 もちろんこれだけですべて理解してもらえると思っているわけではありませんが、こういったことを現場で多くの患者さんと接している薬剤師の皆さんにも常に語っていただきたいと思います。
 医薬分業を文化として定着させるのは、誰かがやってくれることではありません。我々薬剤師の仕事です。


皆様からの感想やご意見を心よりお待ちしております。

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よろしくお願いいたします。


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